ロタウイルスによって引き起こされる急性の胃腸炎で,乳幼児期(0~6歳ころ)にかかりやすい病気です。主な症状は,水のような下痢,吐き気,嘔吐(おうと),発熱,腹痛です。
ふつう,5歳までにほぼすべての子どもがロタウイルスに感染するといわれています。脱水症状がひどくなると入院治療が必要になることがあります。5歳までの急性胃腸炎の入院患者のうち,40~50%前後はロタウイルスが原因です。

ワクチンは経口ワクチンで2種類(ロタリックス/ロタテック)あり,同様の効果があります。同じワクチンで決められた回数を接種します。
 ■ロタリックス(1価):出生6週0日後~24週0日後まで 27日以上の間隔をあけて2回
 ■ロタテック(5価):出生6週0日後~24週0日後まで 27日以上の間隔をあけて3回