肺炎球菌は,子どもの多くが鼻の奥に保菌していて,ときに細菌性髄膜炎,菌血症,肺炎,副鼻腔炎,中耳炎といった病気を引き起こします。肺炎球菌の細菌性髄膜炎は,ヒブ(インフルエンザ菌b型)による髄膜炎より発症頻度は少ないですが,重症化します。
子どもで重い病気を起こしやすい13種類の血清型について,子どもの細菌性髄膜炎などの侵襲性感染症を予防するためにつくられたワクチンです。

対象者:生後2か月~5歳未満
接種間隔・回数:生後2か月~7か月未満の間に,27日以上の間隔をあけて(標準的には生後1歳未満)3回接種。3回目の接種から60日以上あけて1歳以降(標準的には1歳〜1歳3ヶ月)に追加接種を1回。ただし,初回接種開始年齢によって接種回数が異なります。
 ■生後7か月~1歳未満で始めた場合  3回
 ■生後1歳~2歳未満で始めた場合  2回
 ■生後2歳~5歳未満で始めた場合  1回