平成28年・32週～麻しん〜

今週の注目疾患 　平成28年・32週(8月8日～8月14日)

〜麻しん〜
千葉県では、2016 年 29 週 1 例、30 週 1 例、31 週 1 例、32 週 1 例、33 週 4 例の届出があった（平成 28 年 8 月 17 日現在）千葉県での発生は 2014 年 24 週以降なかったこと、松戸保健所管内から複数の届出があることから 2016 年 1～33 週に届出のあった 8 例についてまとめた。

類型は全例患者であった。
性別は、男性 7 例（87.5%）、女性 1 例（12.5%）であった。
年齢群別では、0 歳 3 例（37.5%）、1～4 歳 3 例（37.5%）、5～9 歳 1 例（12.5%）、30 代 1 例（12.5%）であった。
保健所別では、全例松戸保健所であった。
病型別では、麻しん（検査診断例）7 例（87.5%）、修飾麻しん（検査診断例）1 例（12.5%）であった。
症状等として報告されたのは、発熱 8 例（100.0%）、咳 8 例（100.0%）、コプリック斑 6 例（75.0%）、発疹 5 例（62.5%）、鼻汁 5 例（62.5%）、結膜充血 2 例（25.0%）、眼脂 1 例（12.5%）であった（複数報告あり）。
診断方法として報告されたのは、検体から直接の PCR 法による病原体遺伝子の検出 8 例（100.0%）、血清 IgM 抗体の検出 1 例（12.5%）であった（複数報告あり）。
麻しん含有ワクチン接種歴は、無し 7 例（87.5%）、不明 1 例（12.5%）であった。

【千葉県感染症情報ｾﾝﾀｰより参照】
（平成28年8月17日更新）