2016年01月29日
今週の注目疾患 平成28年・3週(1月18日~1月24日)
インフルエンザ
2016年3週の県全体の定点当たり報告数は、2週の5.82から増加し14.13となり、国の定める注意報基準値(10)を超えた。前週から2倍以上の増加となっており、今後の流行状況に注意が必要である。
保健所別では、16保健所中全ての保健所管内で増加し、長生(20.00)、習志野(19.69)、印旛(19.38)、市原(16.82)、船橋市(16.41)、松戸(15.72)、千葉市(15.68)、君津(15.38)で多かった。
2015/16シーズン全体の年齢群別報告割合は、5~9歳が34.9%、0~4歳が19.0%、10~14歳が12.8%であった。
2015/16シーズン全体の小児科・インフルエンザ定点医療機関の協力による迅速診断結果の報告は、5,182例中A型4,038例(77.9%)、B型1,107例(21.4%)、AandB型17例(0.3%)、AorB型20例(0.4%)であった。
A群溶血性レンサ球菌咽頭炎
2016年3週の県全体の定点当たり報告数は、2週の2.79から増加し4.09となった。過去4年と比較し多い状態で推移しており、今後の流行状況に注意が必要である。
保健所別定点当たり報告数は、16保健所中13保健所管内で増加し、長生(11.00)、海匝(6.75)、柏市(6.56)、印旛(6.00)、船橋市(5.82)で多い。
2016年3週に報告された552例の性別は、男性314例(56.9%)、女性238例(43.1%)で、年齢群別では、4~8歳が279例で50.5%を占めていた。
【千葉県感染症情報センターより参照】
(平成28年1月29日更新)