2017年01月13日

今週の注目疾患   平成29年・1週(1月2日~1月8日)

~インフルエンザ~
2017 年 1 週の県全体の定点当たり報告数は、2016 年 52 週の 8.58 から増加し 12.34 となり、国の定める注意報基準値(10)を超えた。
保健所別の定点当たり報告数は、16 保健所中 15 保健所管内で増加し、松戸(19.72)、夷隅(19.40)、君津(16.92)、市原(15.36)、印旛(14.42)、習志野(13.75)、香取(13.33)、海匝(12.57)で多い。
2017 年 1 週の年齢群別報告割合は、20~29 歳 14.6%、0~4 歳 14.1%、5~9 歳 12.2%が多く、2016/17 シーズン全体では、10~14 歳 17.4%、5~9 歳 16.9%、0~4 歳 12.2%が多かった。
2017 年 1 週の小児科・インフルエンザ定点医療機関の協力による迅速診断結果の報告は、2,550 例中 A 型 2,485 例(97.5%)、B 型 55 例(2.2%)、A and B 型 0 例(0.0%)、A or B 型 10 例(0.4%)であった。2016/17 シーズン合計では、9,593 例中 A 型 9,388 例(97.9%)、B 型 145 例(1.5%)、A and B型 5 例(0.1%)、A or B 型 55 例(0.6%)となり、A 型優位となっている。
2016/17 シーズンのインフルエンザによる入院患者は、70 歳以上が 42 例中55.3%を占めている。


【千葉県感染症情報センターより参照】
(平成29年1月11日更新)