2016年12月16日
今週の注目疾患 平成28年・49週(12月5日～12月11日)
～感染性胃腸炎～
2016年49週の県全体の定点当たり報告数は、48週の 20.24からさらに増加し22.88となった。過去4年の同時期より多く、過去2シーズン（2014/15シーズン及び2015/16シーズン） のピークを大きく超えており、今後の流行状況に注意が必要である。 保健所別定点当たり報告数は、16保健所中11保健所管内 で増加し、山武（36.33）、船橋市（33.00）、松戸（31.00）、柏 市（29.89）、印旛（27.63）、市原（24.57）が多い。 2016年49週に報告された3,089例の性別は、男性1,613例 （52.2%）、女性1,476例（47.8%）であった。年齢群別では、1 ～6歳が1,726例で55.9%を占めていた。
～インフルエンザ～
2016年49週の県全体の定点当たり報告数は、48 週の 2.98から増加し3.32 となった。6週続けて増加しており、今後の流行状況に注意が必要である。 保健所別の定点当たり報告数は、16 保健所中 8 保健所管内で増加し、夷隅（8.40）、印旛（4.88）、習志野（4.19）、船橋市（4.00）、千葉市（3.86）、柏市（3.64）、松戸（3.32）で多い。 2016 年 49 週の年齢群別報告割合は、10～14 歳 21.2%、5～9 歳 20.3%、0～4 歳 12.9%、15～19 歳 11.2%が多く、2016/17 シーズン全体では、10～14 歳 20.5%、5～9 歳 20.3%、0～4 歳 13.2%が多かった。 2016 年 49 週の小児科・インフルエンザ定点医療機関の協力による迅速診断結果の報告は、687 例 中A型664例（96.7%）、B型8例（1.2%）、A and B型2例（0.3%）、A or B型13例（1.9%）であった。 2016/17 シーズン合計では、2,430 例中 A 型 2,371 例（97.6％）、B 型 37 例（1.5％）、A and B 型 3 例 （0.1％）、A or B 型 19 例（0.8%）となった。
平成 28 年度 今冬のインフルエンザ総合対策について（厚生労働省）
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【千葉県感染症情報センターより参照】
（平成28年12月14日更新）