2016年11月28日
今週の注目疾患 平成28年・46週(11月14日~11月20日)
~感染性胃腸炎~
2016年46週の県全体の定点当たり報告数は、45週の10.36からさらに増加し16.50となった。過去4年の同時期と比較し早期に増加しており、今後の流行状況に注意が必要である。
保健所別定点当たり報告数は、16保健所中13保健所管内で増加し、船橋市(35.09)、松戸(26.69)、柏市(21.00)、市川(18.08)、習志野(17.40)が多い。2016年46週に報告された2,227例の性別は、男性1,166例(52.4%)、女性1,061例(47.6%)であった。年齢群別では、1~6歳が1,414例で63.5%を占めていた。
~インフルエンザ~
2016 年 46 週の県全体の定点当たり報告数は、45 週の 0.80 から増加し 1.21 となった。3 週続けて増加し、国が流行開始の目安としている 1.00 を超えており、今後の流行状況に注意が必要である。
保健所別では、16 保健所中 12 保健所管内で増加し、香取(7.50)、夷隅(7.40)、長生(3.29)、海匝(3.14)で多い。
2016 年 46 週の年齢群別報告割合は、5~9 歳 26.2%、0~4 歳 18.5%、10~14 歳 18.1%が多く、2016/17 シーズン全体では、5~9 歳 22.8%、0~4 歳 16.4%、10~14 歳 14.5%が多かった。
2016 年 46 週の小児科・インフルエンザ定点医療機関の協力による迅速診断結果の報告は、237 例中 A 型 236 例(99.6%)、B 型 1 例(0.4%)、A and B 型 0 例(0.0%)、A or B 型 0 例(0.0%)であった。
2016/17 シーズン合計では、843 例中 A 型 823 例(97.6%)、B 型 16 例(1.9%)、A and B 型 0 例(0.0%)、A or B 型 4 例(0.5%)となった。
【千葉県感染症情報センターより参照】
(平成28年11月25日更新)