2015年09月25日

今週の注目疾患  平成27年・38週(9月14日~9月20日)

手足口病
2015年38週の県全体の定点当たり報告数は、37週の5.64から増加し6.97となった。過去4年間と異なる発生状況となっており、今後も注意が必要である。主症状から回復した後もウイルスは長期にわたって排泄されることがあるので、特に手洗いの励行は重要である。
保健所別定点当たり報告数は、16保健所中12保健所管内で増加し、習志野(11.20)、長生(9.75)、船橋市(9.44)、柏市(9.38)、千葉市(9.06)、海匝(7.50)が多い。
2015年38週に報告された857例の性別は、男性470例(54.8%)、女性387例(45.2%)で、年齢群別では、1歳が最も多く240例(28.0%)、5歳未満が658例で76.8%を占めていた。

A群溶血性レンサ球菌咽頭炎
2015年38週の県全体の定点当たり報告数は、37週の1.72から増加し2.05となった。過去4年間と比較し、早期に増加が始まっており、今後の流行状況に注意が必要である。
保健所別定点当たり報告数は、16保健所中7保健所管内で増加し、君津(5.40)、船橋市(4.22)、柏市(3.50)、松戸(3.13)、千葉市(2.12)が多い。
2015年38週に報告された252例の性別は、男性131例(52.0%)、女性121例(48.0%)だった。

【千葉県感染症情報センターより参照】
(平成27年9月25日更新)