2015年09月04日
今週の注目疾患 平成27年・35週(8月24日~8月30日)
RSウイルス感染症
2015年35週の県全体の定点当たり報告数は、34週の0.14から大きく増加し0.38となった。例年年末にかけて増加し、新生児・乳幼児や免疫不全者は重症化しやすい1)ため、今後の流行状況に注意が必要である。
2015年35週の保健所別定点当たり報告数は、16保健所中8保健所管内で増加し、船橋市(1.11)、習志野(0.80)、長生(0.75)、市川(0.67)、松戸(0.63)、山武(0.50)が多い。
2015年35週に報告された51例の性別は、男性30例(58.8%)、女性21例(41.2%)で、年齢群別では、全例2歳以下で、1歳が最も多く28例(54.9%)だった。
流行性角結膜炎
2015年35週の県全体の定点当たり報告数は、34週の1.33から大きな変化なく1.30となった。過去4年と比較し、2週連続で多くなっている。また、2015年1~35週の報告数は897例となり、2014年の報告数856例を超えた。
2015年35週の保健所別定点当たり報告数は、海匝(4.00)、松戸(3.20)、安房(2.00)、千葉市(1.60)、習志野(1.33)が多い。
2015年35週に報告された43例の性別は、男性23例(53.5%)、女性20例(46.5%)で、年齢群別では、30代~40代が多く25例(58.1%)だった。
【千葉県感染症情報センターより参照】
(平成27年9月4日更新)