インフルエンザ菌の中でもb型は,乳幼児にとって,細菌性髄膜炎,敗血症,肺炎など深刻な感染症をおこす細菌です。ヒブによる細菌性髄膜炎のほとんどは5歳未満で発症し,生後4か月~1歳までの乳児が過半数を占めています。
インフルエンザ菌は7種類に分類され,重症例は主にb型のため,このワクチンが使用されている。

対象者:生後2か月~5歳未満
接種間隔・回数:生後2か月~7か月未満の間に,27日以上,標準的には56日までの間隔で初回接種を3回。3回目の接種から7か月以上,標準的には13か月までの間隔で追加接種を1回。ただし,初回接種開始年齢によって接種回数が異なります。
■生後7か月~1歳未満で始めた場合  3回
■生後1歳~5歳未満で始めた場合   1回