今週の注目疾患   平成30年・20週(2018/5/14~2018/5/20 )

【日本紅斑熱】
日本紅斑熱は発熱、ダニの刺し口、発疹を主要3徴候とするマダニが媒介する感染症であり、近年の千葉県内における日本紅斑熱の発生は4月から10月にかけて認めている。
2018年はまだ県内医療機関から届出はないものの、全国では九州・中国・四国の西日本地域を中心に、第19週までに29例の届出があり、県内においても今後の動向には注意が必要である。
県内では昨年は9例の届出があり、2006年以降で最も多かった2016年(10例)に次ぐ届出を認めた。
日本紅斑熱の県内での発生は房総半島南部の地域で認められ、2007~2017年に県内医療機関から届出のあった日本紅斑熱60例の(推定)感染地域は君津市、鴨川市、勝浦市、夷隅郡が多かった。
60例の患者年齢中央値は71歳(範囲18-94歳)、性別は女性32例、男性28例であった。
症状については、発熱60例、ダニの刺し口44例、発疹55例となっており、主要3徴候いずれもありであったのは41例であった。
ダニの刺咬予防のため、農作業や山野などに入るときは長袖・長ズボンを着用し肌の露出を少なくしダニの付着を防ぐこと、マダニ忌避剤の適切な利用が重要であり、また帰宅後はすぐに入浴し新しい着衣に着替えることが推奨される。

【千葉県感染症情報センターより参照】
(平成30年5月23日更新)