今週の注目疾患   平成30年・45週(2018/11/5~2018/11/11)

【百日咳】
 2018年第45週に県内医療機関から15例の百日咳の届出があり、2018年第1~45週までの累計は417例となった。届出は7月中旬~9月中旬まで比較的多く、9月下旬~10月上旬に一旦週当たりの届出数は減少したが、直近になり再度届出の増加傾向がみられている。
百日咳の発生は夏~秋に多くなることがあったが、一年を通して発生しうるため、今後の発生動向に注意が必要である。
 2018年に届け出られた417例について、性別は女性230例、男性187例であった。
患者年齢は15歳未満の小児が313例(女性173例、男性140例)と全体の75.1%を占めた。
7歳の届出が最も多く、次いで6歳、8歳と続く。
0歳の届出が18例あり、特に重症化のリスクの高い6ヵ月未満の届出が13例、またワクチン接種前の3ヶ月未満の届出が9例あった。
記載された症状において、『スタッカート』、『ウープ』、『無呼吸発作』や『チアノーゼ』は0歳の届出例において多く、一方成人例で『持続する咳』が多かった。
 百日咳は2018年1月1日より定点把握疾患から全数把握疾患となり、届出も臨床診断例から原則として検査診断例が対象となり、検査方法、感染源や予防接種歴の情報も含まれるようになった。
また、4月25日には国立感染症研究所から『百日咳 感染症法に基づく医師届出ガイドライン(初版)』も出され、届出となる症例が満たす百日咳検査結果の基準等が示された。
なお、感染症サーベイランスにおける届出基準、特に百日咳の届出ガイドラインにおける基準は、サーベイランスとして標準的な診断による患者報告を収集するためのものであり、臨床現場における診断・治療等に関する判断とは異なる場合があることに留意されたい。

【千葉県感染症情報センターより参照】
(平成30年11月14日更新)