今週の注目疾患   平成31年・第 5 週(2019/1/28~2019/2/3)

【インフルエンザ】
2019 年第 5 週に県内定点医療機関から報告されたインフルエンザの定点当たり報告数は、定点当たり 56.89(人)であった。
前週(第 4 週)の定点当たり報告数 73.00 から減少し、また県内 16 保健所管内全てにおいて、前週より定点当たり報告数は減少したため、県内では前週が今シーズンのインフルエンザのピークであったと思われるが、依然として多くの報告があり、引き続き注意が必要である。
なお、前週に定点以外を含む県内の医療機関を受診した患者数を推計すると約 14.6 万人(95%信頼区間:12.4~16.8 万人)であった。
第 5 週に報告の多い上位 3 保健所管内と定点当たり報告数は、船橋市保健所(75.76)、君津保健所(71.15)、海匝保健所(70.00)であった。
県レベルの定点当たり報告数 56.89 を超える保健所管内は、上記 3 保健所管内の他、印旛保健所(66.63)、松戸保健所(64.21)、習志野保健所(59.75)、山武保健所(58.89)であった。
2019 年第 5 週の小児科・インフルエンザ定点医療機関の協力による迅速診断結果の報告は、11,573 例中 A 型 11,429 例(98.8%)、B 型 104 例(0.9%)、A and B 型 7 例(0.1%)、Aor B 型 33 例(0.3%)であった。
依然として A 型優位であるが、今後 B 型による報告の増加の有無については注意が必要である。

【風しん】
2019年第5週に県内医療機関から8例の風しんの届出があり、2019年第1~5週の累計は37例となった。
昨年7月から続く県内での風しんの届出は、2019年に入っても途切れず続いており、2018年第27週以降に420例が届け出られている2019年に届け出られた37例について、性別は男性28例(75.7%)、女性9例(24.3%)であり、年齢階級別では男性が70代(1例)、60代(2例)、50代(2例)、40代(11例)、30代(6例)、20代(3例)、10代(2例)、10歳未満(1例)となっており、女性が40代(2例)、30代(4例)、20代(2例)、10代(1例)となっている。
現在の風しんの感染拡大を防止するため、厚生労働省は2022年3月31日までのこれから約3年間にかけて、これまで風しんの定期接種を受ける機会がなかった昭和37年4月2日~昭和54年4月1日生まれの男性を対象に、風しんの抗体検査を前置した上で、予防接種法上の定期接種として原則無料で実施することとした。
追加的対策の実施にあたり、国は目標として、
①2020年7月までに、対象世代の男性の抗体保有率を85%以上に引き上げる
②2021年度末までに、対象世代の男性の抗体保有率を90%以上に引き上げる
としており、また目標達成のためには、
①2020年7月までに抗体検査約480万人・定期接種約100万人
②2021年度末までに抗体検査約920万人・定期接種約190万人に実施する計算としている。
現在の流行の拡大を防止し、今後の風しんの発生及び蔓延の予防、先天性風しん症候群の発生防止のため、対象世代の男性の抗体保有率を引き上げていく必要がある。


【千葉県感染症情報センターより参照】
(平成31年2月6日更新)