今週の注目疾患   平成30年・24週(2018/6/11~2018/6/17)

【後天性免疫不全症候群】
2018年第24週に県内医療機関から4例の後天性免疫不全症候群の届出があり、2018年の累計は26例となった。
過去同時期(2014年以降の各年の第24週までの届出数)と比較して同程度の届出数となっている。
26例の内訳は無症候性キャリア18例、AIDS4例、その他4例であった。
届出に占めるAIDS患者数の割合は15.4%となっている。
性別は男性25例、女性1例であり、年齢中央値は36歳(範囲23~67歳)であった。
感染推定地域は国内22例、国外1例、不明3例であり、国籍は日本25例、外国籍1例であった。
4例のAIDS患者において記載のあった指標疾患(重複あり)は、真菌症(カンジダ症1例、ニューモシスティス肺炎1例)、腫瘍(原発性脳リンパ腫1例)、その他(反復性肺炎1例、HIV消耗性症候群1例)であった。
HIVは、感染しても自覚症状のない期間が数年から10年以上続くことがあり、HIV感染が成立しても受診・検査行動に結びつかない場合は、感染者として把握・報告されないため、実際のHIV感染者数は報告件数を上回っていると推察される。
HIV感染症は適切な治療によりAIDSの発症を抑えることができることからHIV感染を早期に発見することが重要である。
千葉県内の各保健所では、居住地に関係なく、どこの保健所でも無料・匿名でHIV抗体検査を受け付けており、その日のうちに検査結果がわかる即日検査や、夜間検査も実施している。
また、希望者には、性感染症(クラミジア・梅毒)、肝炎ウイルス(C型肝炎ウイルス(HCV)・B型肝炎ウイルス(HBV))の検査も同時に無料で行っている。

【千葉県感染症情報センターより参照】
(平成30年6月20日更新)