今週の注目疾患   平成31年・第 13 週(2019/3/25~2019/3/31)

【水痘】
 2019 年第 13 週に、県内小児科定点医療機関から報告された水痘の定点当たり報告数は、定点当たり 0.49(人)であった。
また、第 13 週に県内医療機関から 2 例の水痘(入院例)の届出があり、2019 年(第 1~13 週)の累計は 14 例となった。
 2014 年 10 月 1 日から、水痘の予防接種はそれまでの任意接種から定期接種となり、以降、小児科定点からの水痘の報告は減少し、特に定期接種対象が含まれる年齢群において報告が大きく減少し、現在は年長児の報告が主となっている。
 また、定期接種化に先立ち、2014 年 9 月 19 日からは水痘の入院例(水痘で 24 時間以上入院したもの(他疾患で入院中に水痘を発症し、発症後 24 時間以上経過した例を含む)が対象)の全数把握が始まり、サーベイランス開始以降、2019 年第 13 週までに 61 例の届出が認められている。水痘(入院例)については、成人例を主体に届出の増加が認められている。
 成人は重症化のリスクが比較的高いとされており、また妊婦の初感染は先天性水痘症候群を生じる可能性がある。
水痘(入院例)61 例について、性別は男性 39 例、女性 22 例となっており、年齢群別では 0 歳 4 例、1 歳 3 例、4 歳 1 例、6 歳 1 例、9 歳 2 例、15~19 歳 3 例、20 代 9 例、30 代 11 例、40 代 9 例、50 代 6 例、60 代 4 例、70 歳以上 8 例である。
予防接種歴は、無し 18 例、1 回 5 例、2 回 2 例、不明 36 例であった。成人例(15 歳以上)においては 2 例を除き予防接種歴は無し、もしくは不明であった。
合併症等については、肺炎・気管支炎 1 例、肝炎 4 例、膿痂疹 5 例、敗血症 1 例、髄膜脳炎 2 例等があった。
妊婦水痘の届出も認められており、引き続き小児の発生動向を注視するとともに、定期接種化以降の年長児・成人の水痘の疫学の変化に注意が必要である。


【千葉県感染症情報センターより参照】
(平成31年4月3日更新)