今週の注目疾患   平成30年・18週(2018/4/30~2018/5/6)

【水痘】
2018 年第 18 週に県内定点医療機関から報告された水痘の定点当たり報告数は定点当たり 0.23(人)であった。
大型連休期間中のため受診行動等が平時と異なり、定点把握疾患の定点当たり報告数は他の感染症も含め多くが前週と比較し減少したが、第 17 週に水痘の定点当たり報告数は定点当たり 0.55(人)と 2018 年に入り最も報告が多く、連休明けの動向には注意が必要である。
水痘の報告は、2014 年 10 月 1 日から水痘がそれまでの任意接種から定期接種対象疾患(A 類疾病)となり、生後 12~36 か月に至るまでの児を対象に 2 回のワクチン定期接種が開始され、定期接種開始以降には冬・春における報告数の大きな増加は見られなくなった。
特に定期接種対象が含まれる年齢群において報告が大きく減少し、また 0 歳についても報告数は減少した。
2018 年は第 1~18 週に 729 例が報告され、6 歳の 106 例(14.5%)が最も多く、次いで 7 歳88 例(12.1%)となりピークを形成している。
また水痘については、入院例の全数報告が定期接種化に先立ち 2014 年 9 月 19 日から開始されている(水痘で 24 時間以上入院したもの(他疾患で入院中に水痘を発症し、発症後 24 時間以上経過した例を含む)が対象)。
サーベイランス開始以降、県内では 28 例の水痘(入院例)が届け出られており、2014 年 4 例、2015 年 5 例、2016 年 3 例、2017 年 8 例、2018 年は第 18 週までに 8 例となっている。性別は男性 17 例、女性 11 例となっており、年齢群別では 0 歳 1 例、1~2歳 3 例、3~4 歳 1 例、5~9 歳 1 例、10 代 1 例、20 代 4 例、30 代 6 例、40 代 4 例、50 代 3 例、60 代 2 例、70 代 1 例、90 代 1 例となっている。
0~9 歳の 6 例については、ワクチン接種歴無し2 例、ワクチン接種歴 1 回 2 例、ワクチン接種歴 2 回 1 例、不明 1 例であった。合併症等については、肺炎・気管支炎が 1 例、肝炎 1 例、膿痂疹 3 例、敗血症 1 例、脳神経障害 1 例などがあった。妊婦水痘例はなかった。
定期接種化により乳幼児の患者数は減少しているが、今後は年長児・成人例の動向にも注意が必要である。

【千葉県感染症情報センターより参照】
(平成30年5月9日更新)