今週の注目疾患   平成29年・48週(11月27日~12月3日)

【急性脳炎】
2017 年第 48 週までの急性脳炎の届出は累計 83 例となり、2016 年の年間の届出数 63 例を大きく上回っている。
急性脳炎は感染症法において 5 類全数把握疾患に分類されており、症状や所見から急性脳炎が疑われ、意識障害を伴って死亡した者、又は意識障害を伴って 24 時間以上入院
した者のうち、以下(ア~ウ)のうち少なくとも 1 つの症状を呈す場合が届出対象となる(ただし、熱性痙攣、代謝疾患、脳腫瘍、外傷など明らかに感染性とは異なる場合は除く)。
ア)38℃以上の高熱
イ)何らかの中枢神経症状
ウ)先行感染症状

【インフルエンザ】
2017 年第 48 週の県内定点医療機関から報告されたインフルエンザの定点当たり報告数は 3.15となり、前週(1.44)より倍以上の報告を認めた(図 1)。県内 16 保健所管内(千葉市、船橋市および柏市含む)のうち、15 保健所において前週より報告が増加した。
また10 保健所(野田、松戸、習志野、印旛、海匝、長生、夷隅、君津、市原および船橋市)において前週より倍以上の報告となっており、県レベルでの定点当たり報告数 3.15 を超える保健所は、報告の多い順に船橋市(9.00)、松戸(5.80)、習志野(4.13)、印旛(3.96)、香取(3.83)であった。
第 48 週に県内定点医療機関から報告されたインフルエンザウイルス迅速診断の結果では A 型が 78.4%、B型が 21.3%であり(0.3%は A、B ともに陽性)、流行入りの時期としては B 型の割合が比較的高い。

【千葉県感染症情報センターより参照】
(平成29年12月6日更新)