今週の注目疾患   2020年 42週(2020/10/12~2020/10/18)
【今週の注目疾患】

【インフルエンザ】
 2020/2021 シーズンのインフルエンザの発生は、過去同時期と比較して少なく、県内での報告は散発にとどまっている。
国内においても同様の傾向であり、マスク、手洗いや 3 密回避といった新型コロナウイルス感染症の発生を受けて高まる公衆衛生対策や、国内間・国外との人の移動機会の減少もインフルエンザの発生状況に影響を与えると考えられる。
サーベイランスとしては、患者の受診行動の変化やインフルエンザ検査の実施状況がサーベイランスにおいて影響を与えうるため、今冬のインフルエンザの発生動向には注意が必要である。
 現在、全世界的にインフルエンザの発生は過去同時期と比較して低調な推移が報告されており、南半球では流行が全く見られなかった国もあるが、一方で東南アジアの一部の国では現在インフルエンザ A(H3N2)の検出の増加が報告されている。
 今シーズンのインフルエンザワクチン株は以下の通りであり、昨シーズンから A(H1N1)、A(H3N2)、B(ビクトリア系統)の 3 株が変更された。
・A/Guangdong-Maonan/SWL1536/2019 (H1N1)
・A/Hong Kong/2671/2019 (H3N2)
・B/Washington/02/2019 (B/Victoria lineage)
・B/Phuket/3073/2013 (B/Yamagata lineage)

 今シーズンもインフルエンザワクチンの接種が始まっている。
新型コロナウイルス感染症同様に高齢者はインフルエンザに罹患した場合は重症化のリスクがある。
また、インフルエンザは脳症(特に小児が多いが成人も発症する)を引き起こし、致命的となることや後遺症を残すことがある。
 定期接種対象者(65 歳以上の方等)や基礎疾患を有する方、医療従事者、妊婦、乳幼児(生後6 ヶ月以上)~小学校低学年(2 年生)の方で接種を希望する場合は、早めの接種をご検討ください。

参考・引用
厚生労働省:インフルエンザに関する報道発表資料 2020/2021 シーズン
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WHO:Influenza update
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厚生労働省:季節性インフルエンザワクチン接種時期ご協力のお願い
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【千葉県感染症情報センターより参照】
(令和2(2020)年10月21日更新)